トップ ごあいさつ ジャーナルオブアネステージア モニターワールド抄録集 ダウンロード
  1. パルスオキシメトリーの最新の話題
  2. 先天性心疾患児の中心静脈カテーテル挿入:連続500例でのデータの解析
  3. 若年者の交感神経ディストロフィに腰部交感神経ブロック施行の前・中・後の皮膚血流をレーザードプラー法でモニタ−する
  4. アレンのテストと手の側副血行
  5. MRIにおける遠隔聴診モニタ−
  6. リドカインに緩衝液を加えた場合の力価の寿命を検索する
  7. 麻酔レジデントに対する講義の全国調査
  8. CABG患者の体外循環中に酸素フリーラディカルが増加する
  9. 全身麻酔における循環動態の変動と脳波の変動の関連
  10. 麻酔時の聴覚刺激処理
  11. プロポフォルは肝外でも代謝される
  12. 長時間麻酔後の血漿フッ素イオン濃度:ハロセンとアイソフルレンの比較
  13. 閉塞性睡眠時無呼吸症侯群をCPAPで治療するとヘマトクリットが低下する
  14. 救急部にかかる小児の事件の電話相談:模擬シナリオに対する応対の多施設調査

1.日本語タイトル:パルスオキシメトリーの最新の話題

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Recent development in pulse oximetry. Severinghaus JW, Kelleher JF. Anesthesiology 76: 1018-1038. 1992.
施設:Department of Anesthesia and Cardiovascular Research Institute, University of California San Francisco, San Francisco, California and Department of Anesthesia, University of California San Diego, San Diego, California.

[目的]パルスオキシメトリーの最新のテーマを総括する.
[背景]1989年初頭に総説が二つでている(下記)が,それ以後の発展を中心に概説する.Tremper KK, Barker SJ. Pulse oximetry. ANESTHESIOLOGY. 70:98-108. 1989. Kelleher JF. Pulse oximetry. J CLIN MONIT. 5:37-62. 1989.
[結果]扱っているテーマは
1)方法の問題(反射型のことを少し考察)
2)使用対象としては,ハイポキセミアの検出,末梢循環のモニタ−,未熟児網膜症の防止,研究的および研究室での使用
3)パルスオキシメトリーの限界や問題点を検討したものとして,検出不能の率,S/N比,血管収縮での問題,低血流での問題,体動のノイズ,他の脈動現象からの干渉,応答速度,周辺光の干渉,電気メスの干渉,皮膚の色やマニキュアの干渉,メトヘモグロビンとカルボキシヘモグロビン,火傷,アラームの作働不全
4)精度と正確度として,貧血の問題,インビトロでの検定法など
5)パルスオキシメーター使用で患者の安全は向上するか?:いくつかの研究で“Yes”の答えを出しているが,確実とはいえない.
6)パルスオキシメトリーが他のモニタ−に与える影響:経皮酸素電極法はどうしても適用範囲が狭かったが,パルスオキシメトリーは新生児全員に使われている.血液ガス分析に対する影響:採血による血液ガス分析の比率が減少していることは確実である.
7)麻酔の標準などに関して:麻酔“中”はもちろんのこと,輸送中や回復室でも標準になりつつある.
8)麻酔医の態度への影響:パルスオキシメーターは具合がよすぎるので「麻酔医は注意散漫にならないか?」“When technology is master, we shall reach disaster faster ”という有名な言葉があるという.
[結論]最後の方は(抄者の意見では)やや無責任な“哲学的な?”記述に終わっている.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


2.日本語タイトル:先天性心疾患児の中心静脈カテーテル挿入:連続500例でのデータの解析

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Central venous catheterization in infants and children with congenital heart diseases: Experiences with 500 consecutive catheter placements. Mitto P, Barankay A, Spath P, Kunkel R, Richter JA. Pediatr Cardiol. 13(1):14-19,1992.
施設:Institut fur Anaesthesiologie, Deutsches Herzzentrum Munchen, Lothstrasse 11, W-8000 Munchen 2, Federal Republic of Germany.

[目的]先天性心疾患の児を対象に,中心静脈カテーテルを挿入する場合の成績と問題点を多数例で解析.
[研究の場]手術室
[対象]体重20kg未満の先天性心疾患の児で心臓手術を受ける500例を対象.
[使用機器と薬物]
[測定項目]成功率とトライアルの回数など
[方法]上記患者グループに,中心静脈カテーテルを挿入したする場合の成績と問題点を解析した.すでに以前に心臓手術を受けている患者の割合は21%,右頚静脈あるいは右無名静脈の穿刺を避ける要因のある患者は13%であった.その他,カテーテル挿入のやり方,穿刺部位,カテーテルの種類などは施行する麻酔医の選択に任せた.中心静脈カテーテル挿入は全身麻酔下,手術の前にモニタ−を使用して施行した.中心静脈カテーテル挿入のしやすい体位を採用した.
[結果]
1)カテーテル挿入の成功率は96%であり,一発で成功した率は81%.
2)カテーテル挿入の不成功の率は4%で,これは外科医が手術的に挿入した.
3)66%は右の内頚静脈か無名静脈から挿入し,8%は左の内頚静脈か無名静脈から挿入し,16%は外頚静脈から挿入し,5%はその他の静脈から挿入した.
4)76%はセルジンガー法で挿入した.
5)使用したカテーテルは4種類あったが,ダブルルーメンカテーテルの使用が38%で一番多かった.
6)体重5kg未満の乳児では22ゲージのシングルルーメンカテーテルの使用が多かったが,折れる傾向があった.
7)合併症は,動脈穿刺10%,血腫4%,胸腔内出血1%などで,手術を必要としたものはなかった
[結論]カテーテルの選択,手法の経験,解剖の勉強などで,合併症の発生が低く保てるといえる.
[抄者註]少し,手前味噌の感じがするが.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


3.日本語タイトル:若年者の交感神経ディストロフィに腰部交感神経ブロック施行の前・中・後の皮膚血流をレーザードプラー法でモニタ−する

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Laser Doppler measurements of skin blood flow before, during, and after lumbar sympathetic blockade in children and young adults with reflex sympathetic dystrophy syndrome. Irazuzta JE, Berde CB, Sethna NF. J Clin Monit. 8(1):16-19,1992.
施設:Pain Treatment Service, Department of Anesthesia, Children's Hospital, 300 Longwood Ave, Boston, MA 02115, United States.

[目的]小児ないし若年成人の反射性交感神経ディストロフィ(RSD:reflex sympathetic dystrophy syndrome)患者を対象に腰部交感神経ブロックを施行し,ブロックの前・中・後の皮膚血流をレーザードプラー法で,皮膚温をサーモメトリーでモニタ−する.
[背景]RDSはいろいろ厄介な疾患である.交感神経ブロックは通常皮膚温ないしサーモグラフィで検討するが,皮膚温測定は感度が悪いしサーモグラフィは価格が高い.血流計の有用性はわかっているがーーー.
[研究の場]ペインクリニック
[対象]小児ないし若年成人の患者.ペインクリニック.
[使用機器と薬物]血流測定はレーザードプラー血流計,サーモメトリーは温度計.
[測定項目]皮膚血流と局所皮膚温
[方法]ブロックを施行して,その後の皮膚血流の増加と皮膚温の上昇を検定する.
[結果]
1)罹患下肢の拇趾の血流は対側に比して必ず低値だった.
2)腰部交感神経ブロックが有効な場合,局所麻酔薬注入から4分で皮膚血流は10倍も増加した.一方,皮膚温が1度以上上昇するには11分要した.
3)ブロック後1時間の測定では,拇趾の皮膚血流は平均18倍,大腿の皮膚血流は平均2倍増加した.
4)交感神経ブロックが効いてくると,反対側の皮膚血流は有意に低下した.
[結論]交感神経ブロックの効果はレーザードプラー血流計で瞬時に検出できる.これは全身麻酔でも鎮静薬使用程度でも同じである.
[抄者註]抄者はこの型の血流測定計は使用したことがない.しかし,ブロック後の変化速度は血流の方が温度よりも速いことは論理的には想像できる.血流は変化そのものを検出するのに対して,温度は血流の変化の積分に依存するからである.問題は装置がどの位よくできて安くて使いやすいかだろう.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


4.日本語タイトル:アレンのテストと手の側副血行

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Evaluation of collateral circulation of the hand. Fuhrman TM, Pippin WD, Talmage LA, Reilley TE. J Clin Monit. 8(1):28-32,1992.
施設:Department of Anesthesiology, N429 Doan Hall, Ohio State University Hospitals, 410 West Tenth Avenue, Columbus, OH, United States.

[目的]手の側副血行を確認するためのアレンのテストの有効性と,それにパルスオキシメーター/プレティスモグラフが使えるかどうか,また被験者の協力なしにこれが可能かを検定する.
[背景]アレンのテストは施行が簡単容易であるが,誤認の危険は避けられない.そもそもアレンのオリジナルでは,目的は“完全閉塞がないか”を検出することで,現在のように側副血行の検出確認ではない.現在のように修飾されたのは1950年代のことだが,正確な検定を受けることなくひろく使用されてきている.
[研究の場]ボランティア
[対象]90人の健康ボランティアを対象に,上記アレンのテストを施行し,またパルスオキシメーター/プレティスモグラフのパターンと比較した.被験者の年齢は22歳〜45歳であった.
[使用機器]プレティスモグラフつきパルスオキシメーター
[測定項目]プレティスモグラフ
[方法]上記.判定は二人の医師が独立に施行した.
[結果]
1)二人の医師の判定は全例で一致した.
2)全例で判定は正常で,手掌血流復帰時間は平均2.3秒(2〜5秒)であった.
3)しかし,90例中4例(4.4%)で,手掌弓血流の異常が見つかった.
4)プレティスモグラフによると,手掌の血流は橈骨動脈か尺骨動脈の一方から優位に受けており,手掌弓が完成していない場合があった.
5)4例の異常とは,2例で弓の機能不良,2例で異常な動脈吻合である.
6)パルスオキシメーターの値は敏感すぎて,血流が低下しても酸素飽和度は変化しなかった.上記2例の弓の異常は検出できたが,異常な動脈吻合は検出できなかった.
[結論]手掌弓の血行異常の検出には,プレティスモグラフを使用すべきである.パルスオキシメーターの数値による判定はできない.
[抄者註]プレティスモグラフのパターンが大切であって,酸素飽和度の数値をみてはいけないということである.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


5.日本語タイトル:MRIにおける遠隔聴診モニタ−

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Remote auscultatory patient monitoring during magnetic resonance imaging. Henneberg S, Hok B, Wiklund L, Sjodin G. J Clin Monit.8(1):37-43,1992.
施設:Department of Anesthesiology and Intensive Care, Odense University Hospital, DK-5000 Odense C, Denmark.

[目的]MRI(magnetic resonance imaging)撮影の際の患者のモニタ−の装置を作成した手法と,使用した結果を報告する.
[背景]MRIは患者を強い磁場に置くので,他の医療担当者が近くによることは困難であり,またモニタ−機器も磁場の影響を受けるものは使用できない.そこで遠隔から情報をとる工夫が必要であり,しかも磁場の影響を受けにくいパラメ−タ−と機器を使用する工夫が必要である.
[研究の場]機器作成の部門とMRI撮影室
[対象]装置とその適用
[使用機器]下記
[測定項目]心音と呼吸音
[方法]システムの基本は
1)心音と呼吸音を特殊なピックアップで聴診する.
2)聴診部位は前胸部または鼻孔
3)これを特殊ポリマー管で音としてひろう.
4)管をMRIの外に曳いてからマイクロフォンに接続する.
5)マイクそのものは磁場の外に置き,差動原理でMRI装置のノイズを減らす.
6)これを増幅してから赤外光に変換して使用者のところへ信号を送る.使用者はヘッドフォーンで聴く.装置は電池駆動になっている.
7)つまり,MRI装置の近く(シールドの内側)の人はマイクの音を直接モニタ−し,外の人は赤外光を経由した信号をつかってモニタ−できる,というシステムである.
[結果]
1)システムを患者につながずに検討したところでは,差動原理の利用によって100Hz〜1000Hzのノイズは30dB低下した.特殊ポリマー管は直径2mmあれば,充分音を伝えてくれる.
2)現場の使用の結果はまずまずで,心音も呼吸音も充分聴取できた.しかし,MRI使用中は音質がやや低下した.
3)17例の患者で使用して,13例では問題なかった.しかし4例ではモニタ−は充分ではなかった.
[結論]この方法で一応モニターできた.
[抄者註]意図はよくわかる.しかし,“バイタルサインを得る”という立場からは無様である.あまり賢いやり方とは思えない.たとえば呼吸音をこんなに苦労して聴取するより,管で呼気を採取して遠隔で二酸化炭素を分析すればほぼ類似の情報を得たことにならないだろうか?そういう検討はもちろん異なるテーマではあるが.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


6.日本語タイトル:リドカインに緩衝液を加えた場合の力価の寿命を検索する

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Buffered lidocaine as a local anesthetic: An investigation of shelf life. Bartfield JM, Homer PJ, Ford DT, Sternklar P. Ann Emerg Med. 21(1):16-19,1992.
施設:Department of Emergency Medicine, Albany Medical College, 47 New Scotland Avenue, Albany, NY 12208, United States.

[目的]リドカインに緩衝液を加えるのは使用直前でなくてはならないかを検索する.
[背景]リドカインやメピバカインのような局所麻酔薬は塩酸塩として供給されており,pHは酸側にある.製剤として安定なためである.しかし,実際に使うには緩衝液を加えて中性にしてから注射すると作用が早いことが判明している.しかし,あらかじめ中性にしてしまうと薬剤の安定がわるくなって不安があるので,緩衝液を加えるのは使用直前にすべしということになっている.
[研究の場]大学病院
[対象]成人24人のボランティア
[使用薬物]リドカインと緩衝液
[測定項目]疼痛の測定
[方法]あらかじめ計画を立てて,乱数わりつけ2重盲検法で施行.リドカインに緩衝液を加えたものを3種類つくる.7日前に加えたもの,24時間前に加えたもの,使用直前に加えたものの3種類である.それを0.5ml皮内注射して麻酔領域の広がりと時間を測定した.この他に,緩衝液を加えないものを対照として用いた.
[結果]
1)対照と比較すると,緩衝液を加えたリドカインはいつ加えたものでも,痛みは有意に少なく麻酔作用は有意に高かった.
2)緩衝液を加えていないリドカインと緩衝液を加えたリドカインで,麻酔範囲の差はなかった.
3)緩衝液を加えていないリドカインと緩衝液を加えたリドカインで,麻酔持続にも差はなかった.
4)緩衝液を加えた時点の3者には,麻酔範囲でも麻酔持続にも差はなかった.つまり1週間前に調整したものでも,直前調整したものと同様に有効である.
[結論]リドカインに緩衝液を加える場合,約1週間までリドカインの力価は保持される.緊急時の使用を考えて緩衝液を加えたものをつくっておけば,使用直前に調剤する煩雑さは避けられる.
[抄者註]小さな研究だが有用性は高い.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


7.日本語タイトル:麻酔レジデントに対する講義の全国調査

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Lecture practices in United States anesthesiology residencies. Landers DF, Becker GL, Newland MC, Peters KR. Anesth Analg. 74(1):112-115,1992.
施設:Department of Anesthesiology, University of Nebraska Medical Center, 600 South 42nd Street, Omaha, NE 68198-4455, United States.

[目的]レジデントを対象とした講義がどうなっているかの全国調査
[背景]アメリカのレジデントプログラムでは,手術室での修業だけでなく,系統的な知識も身につけることになっている.また,日本と異なり,卒業生が自分の大学の病院で修業することは少ないので,“プログラムを充実させて専門医試験を通りやすくする”こともレジデントを引きつける重要な要素となっている.
[研究の場]大学の麻酔学教室の主任への質問表の形.
[測定項目]質問の項目は,講義の数,時間帯,出席率,出席義務の有無,土曜の講義,午後6時以後の講義,ボードの筆記部門の合格率など
[方法]レジデントの教育のための講義をどのように施行しているかを調査した.1988年の時点でアメリカで麻酔レジデントプログラムの認められている110の医科大学に質問表を送付し,うち100の大学から解答を得た.
[結果]
1)解答のあったプログラムのすべてで,少なくとも週一回の講義を行っていた.
2)朝,手術開始前の講義では,36%が講義の大半をこの時間帯に行い,57%はこの時間帯の講義は行っていなかった.開始時刻は6:45〜7:00が多かったが,6:15ないしそれ以前というのもあった.時間は30分が多く,15分〜60分であった.78%では,週に1回以上この時間帯に講義を行ってその日は朝の手術スケヂュールを遅らせていた.
2)71%では,週一回以上の午後の講義を行っていた.開始は4:00以降のものが多く,持続時間は1時間が多かった.
3)出席率80%以上を目安とすると,朝の講義では66%あったが,午後の講義では50%しかなく,この差は有意であった.
4)1987年と1988年の麻酔ボード試験(註:日本でいえば指導医試験にあたる)の筆記部門の合格率でみると,朝の講義の出席とは有意な相関があったが,午後の講義の出席や講義の数,出席が義務付けられているかどうかは相関がなかった.
[結論]こうした結果から見て,麻酔レジデントの教育に講義の果たす役割をさらに検討する必要がある.
[抄者註]こういう研究が成立すること自体が面白い.日本も専門医試験などとの関係でこういう方向に向かうであろうか.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


8.日本語タイトル:CABG患者の体外循環中に酸素フリーラディカルが増加する

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Increased oxygen free radical activity in patients on cardiopulmonary bypass undergoing aortocoronary bypass surgery. Prasad K, Kalra J, Bharadwaj B, Chaudhary AK. Am Heart J. 123(1):37-45,1992.
施設:Department of Physiology, College of Medicine, University of Saskatchewan, Saskatoon, Sask. S7N 0W0, Canada.

[目的]体外循環でCABGを受ける患者を対象にOFR(酸素フリーラディカル)の活性を測定する.そうして,体外循環後の心機能低下にOFRが関与しているかを検索する.
[背景]体外循環後に心機能が低下する場合のあることは確立した事実である.また,OFRが心機能と心筋収縮力を低下させることも確立している.
[研究の場]手術室と術後ICU
[対象]CABG患者21例
[使用機器と薬物]
[測定項目]心機能,多核白血球のOFR産生能(化学発光),マロン酸ディアルデハイド(MDA:脂質過酸化物)[方法]上記のパラメ−タ−を麻酔導入時(T1),大動脈クランプ時(T2),閉胸直後(T3),術後24時間(T4).
[結果]
1)OFR由来の化学発光総量は,T1〜T4の4時点で1590,3169,1972,2614と変化した.
2)化学発光総量中でSOD(ス−パ−オキサイドディスミュテース)で抑制できる成分は,上記のうちで1214,2674,1752,2139であった.
3)スーパーオキサイド陰イオンは,4時点で0.99,1.30,1.07,1.19nmol/PMN/minであった.
4)血液MDAは,4時点で0.17,0.25,0.20,0.23nmol/mlであった.
5)OFR由来の発光,そのうちでSODで抑制可能な分劃,ス−パ−オキサイド陰イオン,血液MDAなどいずれも体外循環中と術後に有意に増量していた.
6)体外循環中と術後は,血圧・一回拍出量が減少し,中心静脈圧・肺毛細管楔入圧・心拍数などは増加していた.心拍出量は不変であった.
7)体外循環中は白血球数が減少していた.ヘマトクリットとヘモグロビン含量は体外循環中から術後減少していた.
[結論]体外循環を使用してCABGを受けた患者ではOFRが増量しており,しかも同時に術後心機能が低下している.体外循環後の心筋の機能異常はOFRに起因している可能性がある.
[抄者註]一方で,OFRの変化を検出し,他方で心機能の低下も検出しているが,両者の相関ははっきりしない.これで“因果関係を示唆する”のは少し乱暴な論理である.所見は面白いけれども.雑誌の格の割に?という感じがするのは専門外のことだからだろうか?
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


9.日本語タイトル:全身麻酔における循環動態の変動と脳波の変動の関連

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Relationship between hemodynamic and electroencephalographic changes during general anesthesia. White PF, Boyle WA. Anesth Analg.68(2):177-181,1989.
施設:Department of Anesthesiology, Washington University School of Medicine, St.Louis, MO 63110, United States

[目的]循環動態の変動と脳波の動きとの相関をみる.
[背景]麻酔深度の判定は,吸入麻酔の場合なら投与濃度や呼気終末濃度などを指標として,それと循環動態との反応(つまり交感神経系の反応:もっと簡単には血圧と心拍数)の動きで判定しており,脳波などは直接は参考にしていない.しかし,最近のようにプロポフォルやスフェンタニルのような薬物を用いるようになると,薬物の血中濃度の指標がない.そこで脳波のようなパラメ−タ−の重要性が増す.たまたま,脳波の周波数解析やその類似指標が分析しやすくなってきた.そこで,循環動態と脳波の関連をつける必要が生じている.
[研究の場]手術室
[対象]腹部手術中心の手術患者6例
[使用機器と薬物]Life-scan(基本的には周波数のパワースペクトルを出す装置らしい)と循環動態測定装置
[測定項目]SEF(spectral edge frequency:本研究では,パワースペクトルの80%を含む周波数と定義しているらしい:訳者).平均血圧と心拍数
[方法]商品名Life-scanを使用して,笑気+プロポフォル麻酔での,循環動態との相関を調べた.このLife-scanは,そもそも頚動脈内皮除去術(carotid endarterectomy)などにおける脳虚血の検出を狙って開発されたものである.
[結果]
1)麻酔導入前のSEFは18Hz程度が,導入〜麻酔経過中は9Hz〜12Hzに低下し,覚醒すると17Hzに戻った.
2)挿管や手術開始の刺激で血圧や心拍数は上昇したが,SEFの変化が相関したのは1例だけだった.
3)手術の経過中,循環動態は変化してもSEFは非常に安定している傾向が強かった.
4)プロポフォルの注入速度を増しても,SEFはあまり変化しなかった.
5)2例でプロポフォルの血中濃度を測定したが,SEFとの相関は乏しかった.
6)笑気をきるとSEFは必ず高い値の方へ移動した.
[結論]SEFを指標としてみた脳波による麻酔深度と,循環動態の反応でみる麻酔深度とは相関が乏しい.
[抄者註]こういう風にネガティブのデータを出して,しっかりと否定するのはなかなか価値が高い.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


10.日本語タイトル:麻酔時の聴覚刺激処理

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Auditory stimuli processing during anesthesia Schwender D, Madler C, Klasing S, Faber Zullig E, Peter K. Anasth Intensivmed. 32(12):329-338,1991
施設:Institut fur Anaesthesiologie, Ludwig-Maximilians-Universitat, Klinikum Grosshadern, Marchioninistrasse 15, D-8000 Munchen 70, Federal Republic of Germany

[目的]聴覚誘発脳波(Mid-latency auditory evoked potentials :MLAEP)は,聴覚刺激を処理する皮質との関連が深い.そこで,これと各種麻酔薬の関係を検討する.
[背景]全身麻酔での“覚醒:Awareness”の問題は,現代麻酔臨床の重要なテーマである.患者は感知する各種刺激のうちで聴覚刺激は特に感知頻度が高い.聴覚刺激をどの麻酔薬がしっかり遮断するかはわかっていない.
[研究の場]大学病院の手術室
[対象]定時手術で婦人科または泌尿器科手術をうける患者100例.
[使用薬物]各種吸入麻酔薬,静脈麻酔薬(下記)
[測定項目]誘発脳波
[方法]覚醒時と麻酔下で聴覚誘発脳波を記録する.使用薬物は,アイソフルレン(1.2%),エンフルレン(1.6%),サイオペンタル(5mg/kg),エトミデイト(0.3mg/kg),プロポフォル(2.5mg/kg),ミダゾラム(0.2〜0.3mg/kg),ディアゼパム(0.3〜0.4mg/kg),フルニトラゼパム(0.03〜0.04mg/kg),フェンタニル(0.01〜0.02mg/kg),ケタミン(2mg/kg)の10種類.刺激は1000発加えて,100m秒間の反応を加算平均した.V,Na,Paの三つのピークの潜時をオフラインで測定した.三つのピークのうち,Vは脳幹由来の電位で聴覚情報が正しく処理されていることを示す.NaとPは側頭葉の聴覚領野の情報である.この他に,聴覚誘発脳波にFFPをかけてパワースペクトルも解析した.
[結果]
1)覚醒時誘発脳波は正常だった.PSは30〜40Hzの附近にピークがあった.
2)アイソフルレン,エンフルレン,サイオペンタル,エトミデイト,プロポフォルでは潜時が非常に長くなり,NaとPのピークの高さが小さくなった.皮質のNaとPはほぼ完全に消失した.PSは30〜40Hzは消えて,ピークはずっと低い周波数に移動した.
3)一方,ミダゾラム,ディアゼパム,フルニトラゼパム,フェンタニル,ケタミンでは潜時は延長せず,NaとPのピークの高さも不変であった.皮質のNaとPは覚醒時と同様に検出できた.PSは30〜40Hzにピークが残った.
4)つまり,聴覚刺激に対する反応は非特異的麻酔薬ではしっかり抑制されるが,受容体特異的な麻酔薬では抑制されない.
5)ベンゾディアゼピン,オピオイド,ケタミンなどの麻酔では,患者が覚醒したり夢をみる頻度が高い.これと上記の所見はよく一致する.
[結論]聴覚刺激知覚を抑制するのは非特異的麻酔薬がつよく,受容体特異的な麻酔薬では弱い.
[抄者註]揚足とりだが,タイトルが“聴覚刺激処理”(Auditory stimuli processing)となっているのは,気に入らない.脳波は“応答”だろうに.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


11.日本語タイトル:プロポフォルは肝外でも代謝される

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Extrahepatic metabolism of propofol in man during the anhepatic phase of orthotopic liver transplantation. Veroli P, O'Kelly B, Bertrand F, Trouvin JH, Farinotti R, Ecoffey C. Br J Anaesth. 68(2):183-186,1992.
施設: Departement d'Anesthesie-Reanimation, Hopital de Bicetre, 94275 le Kremlin-Bicetre Cedex, France.

[目的]肝移植の患者を対象として,プロポフォルの肝外代謝を測定する.
[背景]プロポフォルは主として肝臓で代謝を受ける.この代謝量が大きいことがプロポフォルの作用時間の短いことのメカニズムとされている.肝移植では肝臓のまったく機能しない時点が存在する.この時点を利用して,ヒトでプロポフォルが肝外でも代謝を受けるか否かを検討する.
[研究の場]手術室
[対象]肝移植の患者10例とそれ以外の腹部手術患者を対照として10例.
[使用機器と薬物]プロポフォル.測定は液体ガスクロマトグラフィ.検出は蛍光法.プロポフォルグルクロナイド濃度は酵素法.
[測定項目]動脈血プロポフォル濃度,尿量と尿プロポフォル濃度,プロポフォルグルクロナイド濃度.
[方法]肝移植を受ける患者の無肝期と,そうでない普通の腹部手術患者を比較.プロポフォル0.5mg/kgをボラス投与.動脈血と尿のサンプルを60分まで経時的に採取して,動脈血と尿のプロポフォル濃度,尿のプロポフォルグルクロナイド濃度.
[結果]
1)血液濃度曲線のAUCは肝移植群で対照群より80%大きく,差は有意であった.
2)どちらの群でも,尿中に遊離プロポフォルは検出されなかった.
3)尿中のプロポフォルグルクロナイド排出量は,肝移植では対照群の半分であった.しかし,この差は統計的には有意でなかった.
[結論]肝移植群でも尿中にプロポフォルグルクロナイドが排出される.この事実は,プロポフォルが肝臓以外の部位でも代謝を受けることを示している.
[抄者註]当たり前のことかもしれないが,肝移植という手術をこのようなサイエンスに応用するところが面白い.フランスの研究は面白い.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


12.日本語タイトル:長時間麻酔後の血漿フッ素イオン濃度:ハロセンとアイソフルレンの比較

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Plasma fluoride concentrations during and after prolonged anesthesia: A comparison of halothane and isoflurane. Murray JM, Trinick TR. Anesth Analg. 74(2):236-240,1992.
施設:Department of Anesthesia, Ulster Hospital, Dundonald, Belfast BT16 ORH, United Kingdom.

[目的]長時間麻酔におけるアイソフルレンの代謝と無機フッ素イオンの産生をハロセンと比較する.
[背景]アイソフルレンは代謝量が少ないのが,重要な利点とされている.しかし,このデータは動物実験に基づいており,また長時間の暴露実験も少ない.最近では手術がどんどん長時間化しており,とうぜん吸入麻酔薬の代謝量,無機フッ素の産生量も増加する.そこでヒトでアイソフルレンの長時間使用の臨床条件で従来想定された通りアイソフルレンの代謝は低いのかを検定する.
[研究の場]手術室での臨床麻酔.
[対象]長時間手術を受けた患者.
[使用機器と薬物]アイソフルレン
[測定項目]血清フッ素イオン
[方法]頭頚部の長時間手術を受けた成人患者19例にハロセンかアイソフルレンの麻酔を使用し,血清フッ素イオンの経時的変化を追跡した.麻酔薬の累積利用量は19.5MACー時間であった.
[結果]
1)アイソフルレン群9例の血漿無機フッ素イオンは,麻酔前の3.5μM/Lから最高43μM/Lまで上昇した.
2)アイソフルレン群の患者の40%で,血漿無機フッ素イオンの最高値は50μM/Lを越えた.
3)ハロセン群9例の血漿無機フッ素イオンは,麻酔前の3.8μM/Lから最高12.6μM/Lまで上昇した
4)麻酔薬投与量は両群でほぼ同一であったが,麻酔導入後10時間,24時間,48時間の時点で,血漿フッ素イオン濃度には統計的に有意な差が見られた.
5)術中から術後,血清の電解質,尿素,クレアチニンなどの濃度,尿量などは両群に差はなかった.
[結論]20MACー時間程度までの長時間麻酔では,アイソフルレンが代謝されて無機フッ素イオンになる量は従来想定されている量よりも多いようである.それによる障害の証拠はまったく検出はされなかったが,長時間麻酔に対するアイソフルレンの使用には注意を払うべきであろう.
[抄者註]どういういきさつでこの研究にとりついたのかは書いていないが,従来の想定に疑義を提出している点で,重要な報告である.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


13.日本語タイトル:閉塞性睡眠時無呼吸症侯群をCPAPで治療するとヘマトクリットが低下する

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Decrease in haematocrit with continuous positive airway pressure treatment in obstructive sleep apnoea patients. Krieger J, Sforza E, Delanoe C, Petiau C. Eur Respir J. 5(2):228-233,1992.
施設: Clinique Neurologique, F-67091 Strasbourg Cedex, France

[目的]閉塞型睡眠時無呼吸症侯群(OSA:obstructive sleep apnea syndrome)にNCPAP(鼻CPAP)で治療するとヘマトクリットが低下するかを確認する.
[背景]睡眠時無呼吸症侯群とくに閉塞型のものをCPAP(鼻CPAP)で治療するのは標準的な治療となってきている.ところで,CPAPをつかうとどうもヘマトクリットが低下するような傾向に気付いたので,それを確認すべく研究をデザインした.
[研究の場]
[対象]閉塞型睡眠時無呼吸症侯群の患者80例
[使用機器と薬物]鼻CPAP
[測定項目]ヘマトクリットと赤血球数
[方法]OSAの患者に鼻CPAPをつけた場合とつけない場合の一夜ずつ睡眠の後の朝,採血してヘマトクリットと赤血球数を測定する.
[解析]同一患者での比較検定
[結果]
1)ヘマトクリットも赤血球数もCPAPで有意に低下した.いずれも2%程度の低下である.
2)CPAPで尿量が低下するが,それとヘマトクリットや赤血球数の減少とは相関しなかった.
3)80例中35例は,自宅でCPAP治療を受ける以前には何の治療も受けていなかった.
4)この検査後に自宅CPAPを開始した患者では,検査から自宅治療開始までの間にヘマトクリットも赤血球数も以前のレベルに戻っていた.
5)80例中21例の患者は1年以上自宅CPAPを継続した後,CPAPありで2夜またはCPAPなしで2夜れんぞくで評価した.
6)CPAP治療後のヘマトクリットと赤血球数は,CPAPありで睡眠をとった朝の値よりはやや高く,CPAPなしで睡眠をとった朝の値よりはやや低かった.その差は有意ではなかった.
[結論]CPAPでヘマトクリットと赤血球数は低下する.CPAPを長期間つづければこの効果も持続する.このヘマトクリットと赤血球数の低下は尿量減少による血液希釈によるとは考えにくい.
[抄者註]簡単な測定で面白い.しかし,この最後の部分の結論は少しおかしい.人工呼吸やPEEPで水分の貯留がおこるのは確立した事実である.その際は循環血漿量が増すだけでなくて血管外の細胞外液量も増加する.一般には後者の方が多いから,尿量とヘマトクリット低下の相関は乏しいのは当然である.しかし,メカニズムは共通している.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ


14.日本語タイトル:救急部にかかる小児の事件の電話相談:模擬シナリオに対する応対の多施設調査

原語タイトル,著者,雑誌名,年,巻,初めと終わりのページ:
Pediatric telephone advice in the emergency department: Results of a mock scenario. Isaacman DJ, Verdile VP, Kohen FP, Verdile LA. Pediatrics.89(1):35-39,1992.
施設:Ambulatory Care/Emergency Pediatrics, Dept of Pediatrics, Children's Hospital of Pittsburgh, 3705 Fifth Ave at DeSoto St, Pittsburgh, PA 15213, United States

[目的]救急医療部門は小児の事件を対象として電話相談サービスを行っている病院が多い..それがどの位うまくいっているか,施設によりどう異なるかをみるために,多施設に同一模擬シナリオを使用して調査した.
[背景]電話相談というのはジャーナリズムにもてはやされやすいが,実際には?
[研究の場]全国から61施設の救急医療部門を乱数的に抽出した.うち半数は医師の小児科研修に携わっている.
[対象]同一の模擬症例を提示して,応対者の反応をみる.
[使用機器と薬物]電話相談
[測定項目]応答した人の立場(医師はナースかそれ以外の人か).質問に対する解答の内容.
[方法]模擬症例は「生後5週間の乳児で体温は38.8度,髄膜炎を思わせる症状がある」という仮定で,電話で訊かれたら,救急部の電話サービスがどう返事するかという調査である.実際の用語は,“うちの子,1日中熱があって,いろいろやっても下がらないんですけれど”という質問である.実際に電話をかけたのは研究助手の一人で,解答をわれわれがモニタ−した.
[結果]
1)電話相談に応対したのは53施設,87%であった.53施設中42施設(79%)が,応対はナースが担当した.
2)14施設(26%)では,患児の年齢や体温の絶対値を質問しないまま解答した.
3)患者の経過を訊いた施設はごく少数で,さわると痛がるかを訊いたのが4施設,哺乳や摂食状況を訊いたのは11施設,尿の出方を訊いたのは8施設,呼吸の様子を訊いたのは6施設であった.
4)38施設(72%)が,医師の診察をうけるようにと解答した.そのうちで,32施設(60%)では“今日すぐに”と指定した.
5)電話をかけている側が患児の体温,さわると痛がるという症状,意識の低下などを述べても,病院にかかるよういわなかった施設もある.
[結論]現時点で,小児の急病に関する電話相談の応答は施設毎の差が大きく,全体としてレベルが低い.
[抄者註]だまされて応対させられた施設にとってはひどい研究だが,正確なデータを得るためには必要だろう.
抄録者:諏訪邦夫(MW)

ページのTOPへ

 

モニターワールド抄録集TOP